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【鉄平塾】トレイルランニング走り方教室と健康法の学びブログ

〜運動と健康の理論的な研究~

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シガウマラ主催による新春音羽山バーティカル弾丸競走2022

2019年01月12日
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※2022年1月更新
今年は1月8日(土曜)に開催!
関西随意つの精鋭が滋賀は大津に集まります☆

↓詳しいコース紹介は
https://teppeijuku.com/trail-78-7174

 

今年四回目の開催で二回目の参加!

シガウマラ主催の新春恒例のイベント

関西では滋賀を拠点としてトレイルランニング界では一世を風靡しているチームの新春イベント☆

 

2019年の比叡山トレイルランレースの50マイルでもシガウマラ所属するトップ選手達が上位を独占してその存在感を示しました☆

 

◎シガウマラとは?

シガウマラとは、メキシコの長距離走が得意な民族であるタラウマラを謎って、滋賀を拠点としているので、シガウマラ。

シガウマラ族と言って、トライアスロン、トレランでも好成績を残している族長がチームをまとめています。

一説では、滋賀のウマいラーメン屋を巡るチームとも噂されている(笑)

 

そんなシガウマラ主催の、名目上は練習会と言う目的であるが、関西のトップランナーの精鋭達が一同にこの地に集まるガチ大会である☆

スタートは大津の長等公園から音羽山まで🗻

 

山頂で集合写真☆

 

スタートは一斉スタートではなく、あらかじめ過去の実績などから考慮されたグループ順に5人ほどが2分間隔で、どんどん速い人になっていって、最後は関西トップクラスのシードのSグループが全員を追いかける形です。

だから、前の人を追い抜きながらも後ろの速い人に抜かれながら進む刺激的なレース感覚です!

 

 

◎糖質制限者はバーティカル競争に通用するか?

去年のこのイベントは糖質制限を年末に始めた直後でした。

まだ、そのやり方も利点も効果も分からなかったまま挑んだ結果、4.3キロ+511mD(平地換算9.1キロ)で、38分05秒。

→平地換算で、1キロ4:18ペース。

これでも20位でした。

このレースはレベルが高い!

 

それを、1年間糖質制限を色々と勉強してきて、普段の食生活からと走るためのエネルギー論などを自分で実践して来ました。

ただ、なかなか走る時間も取れず、レースもほとんど出ずでしたが基本的な運動と基礎トレ、基礎練は欠かさず続けました。

 

普段は糖質を使わず、LT値以下のゼェハァしない、脂質エネルギーを使った走りを心掛けていました。

それが、追い込みに追い込むトレランのバーティカルレースに通用するのか自分でも興味がありましたので、今回は2回目という自分なりの基準があるので挑戦してみました!

↓走るエネルギー論についてはこちらを参考に
エネルギー生成の4つの経路とランニングと太るメカニズムの関係
運動するためのエネルギーはどの経路で得ているのか?乳酸とクエン酸

 

 

◎バーティカルの補給論

バーティカルはなんと言っても、5キロ程度の距離でほぼ登りだけを全力で走り切る競技です。

僕の考える登りの足の置き方や下りのダメージのない走り方やトレラン全体を考えた戦略などはあまり関係ありません。

言わば、脚力と心肺能力のみの勝負!(笑)

 

たから、基本的にはLT値以上で追い込んだ走りが大事なんですね。

それを超えると糖質の乳酸回路が必要になるのです。

 

なので前日から炭水化物を増やして糖質制限を解禁してみました。

ご飯や麺やパンを普段の食事に足すレベルで、大食いはせずに、プチカーボローディング的な感じですが、他にもちゃんとビタミンBや鉄やクエン酸などちゃんと代謝成分もキチンと取って。

 

そして今日はいつもは食べない朝食にご飯(おにぎりを3個)といつもの特性ドリンク。

昼食にもおにぎりとゆで卵と梅干しと海苔とフルーツ。

梅ぼし純はミネラル塩分たっぷりで暑い日のスピード走に最適

 

さらには、ジェルとアミノ酸サプリ。

前日にしっかりとグリコーゲンを補給し、当日には血中ブドウ糖も確保しておき、それをちゃんと代謝する栄養素も取っておく。

 

◎バーティカルはその日の体調と準備とあとは気力次第

今回は去年の秋から全く体調不良や風邪を一切引いてなかったし、この日に標準を合わせてきたので体調は万全でした。

スタート時に考えられた補給論も完璧だったと思います。

しかし、バーティカルは結局は走力勝負!

つまりは脚力と心肺能力なんですね。

そして、限界まで追い込める気力と、潰れても粘れる根性!
だから消防士や自衛官の人が強い印象です。

 

ですが、短距離の階段ダッシュともトラックの800や1500とも違って、山の4キロなので突っ込んで心肺や脚の限界まで突っ走った走りを続けられるわけもありません。

だから今回はそこまで追い込まず、自分感覚でLT値をやや超えるくらいの力量を感じながら、たまにLT値以下に落としたりして節約。

走りと歩きを考えながらなるべく糖質と脂質を半々で使えるくらいで登り続けました。

 

速い人はゼェハァ言いながらほぼ全開で走力を生かしてほぼ糖質で出し切ってる印象はあったので、やっぱりバーティカルを速く走り切るにはその方がいいみたいですが、今の僕にはそれは出来ませんでした。

それに、バーティカルは糖質のみのエネルギーで、脂質エネルギーやスタミナはほとんど関係ないと思っていました。

↓バーティカルの走り方、補給論についてさらに
山をハイスピードで一気に登る、登りだけのバーティカルでの補給理論

 

◎長い距離を目指すには糖質制限で脂質回路でもバーティカルは速くなる

結果的に今回は、去年よりも感覚的には抑えながらLT値前後で登り続けても、去年よりも1分ほど速い36分58秒(前回38分05秒)

平地換算でキロ4:04!

これは平地ではLTを遥かに超えるペースですが、トレランではこのペースで登り切れました。
(ちなみに僕のフルマラソンのベストは3:19で、最近はロードを走ってないからもっと遅いかも、、、)

 

上位は4人は30分を切っており、なんとトップは27分代!

平地換算で、驚異の3:02!!

 

僕の結果としては、これから長い距離をやっていくには、とても兆しの見える結果となりました☆

次回は年明けの2020年1月11日(土)に開催されます!

 

 

パワー系の瞬発力を要する競技や、短い距離だけを走るなら糖質を主としてエネルギーのするのが当然いいのですが(100メートルやパワーリフティングの選手は糖質のみのエネルギーを使っています)、

しかし、それ以上の距離となれば全力で走ればあっという間に体内の糖質は使い果たし、糖質はエネルギー切れしてしまいます。

(5000メートル以内の競技で補給している人は見たことないですよね)

 

だから、それ以上の距離はいかにLT値の前後で走り、糖質をなるべく使わず資質でどれだけ走れるかが勝負となってくるのです。

21キロのハーフマラソン以上の距離となればなおさら。

 

だから、これからロング、ウルトラを走る人はスピードを鍛えるトレーニングよりも普段からどれだけ脂質エネルギーを使えるかを鍛える食生活や練習が大切だと思います。

 

↓詳しいコース紹介は
大津の長等公園から音羽山へbyシガウマラバーティカル錬

 

◎走り終わってからこそ、補給が大切

走り切ったら当然、体内のグリコーゲンは枯渇し、その状態でさらに追い込んでいれば、筋肉のタンパク質から分解してアミノ酸をエネルギー源として使用するため、走り終わってから脚が重くボロボロになって、それを修復するため筋肉痛がくるのです。

だこら、まずは枯渇したグリコーゲン(原料はブドウ糖の糖質(炭水化物))を30分以内に補給することが大切です。

吸収率が高く吸収スピードの速いジェルが最適ですね。

 

さらには、分解されてしまった筋肉のタンパク質を直ぐに修復するためには、アミノ酸が欠かせますん!

だから、走り終わったあとのアミノ酸(特に筋肉の疲労を修復する、ロイシン、イソロイシン、バリンを含むBCCA)の補給が大事ですね。

これのおかげで、翌日もほとんど筋肉痛どころか疲労も残りませんでした♪

 

↓アミノサウルスは店頭販売してなくて、ネットのみらしいです


※画像から他にもいろいろ購入できます

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