6つの基本的感情で表すプルチックの感情の輪が分かりやすく秀逸だった
2019年07月09日
感情表現にはいろいろありますが、日本では、よく「喜怒哀楽」という言葉が使われますよね。
喜び
怒り
哀しみ
楽しさ
喜と楽は似ている気がしますが、
心理学の業界では、もう少し多くて、
「喜び・嫌悪・驚き・悲しみ・怒り・恐れ」
の6種類が基本とされているようです。
◎プルチック感情の輪を分かりやすく
最近では、基本的な感情は27種類で構成されているという論文がありますが、これは多過ぎて何が何だか(笑)
分かりやすい感情の分類で、「プルチックの感情の輪」と言うのがあります。
検索してもらうと分かるのですが、青赤黄の3原色を基本とした6つから派生する感情の分類分けです。
プルチックという人は、
人間の感情の分類は、色の分類に似ている
と考えました。
いろんな感情の色相環のように分類したのです。
色の3原色と同じように、感情も「3つの源の感情」を組み合わせることで、
多彩な感情を表現できるというわけですね。
この理論の中では、基本的な感情は8つ。
「喜び・期待・怒り・嫌悪・悲しみ・驚き・恐れ・信頼」
例えば、「喜び」と「信頼」が組み合わされば「愛」という感情になります。ちょっと違う気もしますが。
「喜び」と「期待」が組み合わされば「楽観」が生まれます。
これはなんとなくわかります。
さらにこの分類分けの中には、それぞれの感情には深さがあり、
グラデーションのようなものになっているようです。
怒りだったら、苛立ち < 怒り < 激怒
恐れだったら、不安 < 恐れ < 恐怖
で、だんだん強くなっていきます。
なかなか理にかなった面白い考え方だと思いますね。
そして、「喜び・期待・怒り・嫌悪・悲しみ・驚き・恐れ・信頼」
この8つの感情には相互関係があるとして、
それぞれ対になる設定があります。
・喜び ー 悲しみ
・期待 ー 驚き
・恐れ ー 怒り
・信頼 ー 嫌悪
これらは、感情の輪では、向かいに配置されていて、
対になっている感情には、相反して簡単に移行しないことを示しています。
喜びながら悲しむというのは難しいですし、
信頼している人と嫌悪するというのもイメージが湧きません。
この中でも「喜び・期待・恐れ・信頼」が退陣に対しての感情の大部分を占めると思います。
喜ばせ、期待値を高め、恐れ(不安)を煽り、信頼を獲得する。何かの方法論に似ていますね。
これはセールス営業の基本的方法で、商品を買ってもらえる確率が高くなるようです。
逆に、悲しませたり、驚かせたり、
怒らせたり、嫌われたりしたら、購買には繋がりません。
「人は感情が動いた時に、モノを買うんだ!」
ということです。
なので、相手を説得する話や、でべーと、プレゼンにおいても、「喜び・期待・恐れ・信頼」
という4つの感情を抱いてもらえるように、
工夫すれば効果的だということになりますよね。
こうやって、感情という不確かなものでも、
突き詰めていくと、具体的な施策が見えてくると思います。
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