箱根駅伝のシューズ問題とトレーニングから考える本来自然なスポーツとは
2019年01月04日2019年の箱根駅伝から厚底シューズブームが始まり、去年はほとんどの選手が履いていました。
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箱根駅伝2021の楽しみ方と魅力見どころ 歴史や面白さ予想を語ります
今年はどうなることでしょうか?
◎箱根駅伝でのシューズ問題
箱根駅伝でも、実は去年にシューズ問題が起こりました。
それは東洋大学の選手がみんな、あのナイキのヴェイパーフライ4%を履いて、往路優勝をかっさらった事で一躍注目を浴びたのです。
そして、今年は4割の選手がナイキのシューズを履いて走って、区間賞を取った10人のうち7人がヴェイパーフライだったとか。
とはいうものの、元々区間賞を取れるくらいの走力や実力のある選手が履いたから、注目を浴びたわけです。
設楽選手も大迫選手もあれだけの走力と実力を兼ね備えたランナーだからこそ、このシューズをはいて日本記録を出せたのですね。
このシューズを履いたからといって、彼らのように速く走れるかではなく、区間賞を取れるわけではないですよね。
このシューズを履いても区間10位以下に沈んだ選手も逆にいっぱいいるわけです。
要は自分の走力の+αでシューズを生かせるかの問題です。
◎野生の動物はスポーツするか
でも、野生の動物は靴を履きますか?
馬は蹄(ひづめ)を履かされて、走らされてますけどね。。
あと、おしゃれなワンちゃんもw
でも、人間は足や足裏が痛いからといって、靴を履いて歩きます。
家では履きません。
山では不整地だからと言って、より分厚い厚底の靴を履きます。
でも、野生の動物が靴を履いて走っているでしょうか?
あんなに軽快に走る鹿が靴をはかないでは知ったからといって、足裏を怪我したとか聞いたことありません。
そして、野生の動物はスポーツをしますか?
生活上での遊びはするけど、スポーツはしない。
スポーツというのは人が行うことを前提としたスポーツです。
だから、野生動物は靴を履かないから、スポーツシューズも履かない。
裸で過ごしているから、服も着ないし、当然スポーツウェアーや道衣も着ない。
野生動物は人が暮らす場所では暮らさない。
だから、スポーツをやる施設にはいないし、スポーツはしない。
当たり前のことを言ってるけど、実は当たり前じゃない動物もいます。
スポーツをさせられる動物ですよね。
競馬、ドックラン、サルの大道芸、サーカス、、、
全て人間のためです。
実は僕らが当たり前に暮らす場所も、身体に良いと思ってやるスポーツも、
見方を変えると、とても危ういことをやってることがあるのですね。
もしも動物がサッカーやバスケはしないまでも、道路の上で走り続けたり、山の中を走る競争をしたり、
することを想像してみてください。
ありえないのですよね、人間以外は。
◎スポーツは人間のために編み出されたもの
野生動物は自然の中で暮らしています。
この自然が野生動物の健康と強靭な体を作り維持してくれているのです。
だからスポーツは必要ない。
もしも人が作った空間でスポーツをしたら?
野性動物がシューズとスポーツウェアーを着たら、、、
おそらくもって生まれた自然な身体がカタカタになる。
サラブレッドは競馬によって、野生馬がならないような骨折をしてしまう。
サーカスをさせられている動物は、裏でそのための特異的なトレーニングや食事によって精神的なダメージを受けている。
でも、人も元々自然の上で育ってきた動物だけど、その自然の身体に合わないスポーツをやっている。
それはとてつもなく不自然な動きを身体に強制しているのに。
人は案外それを知らずにスポーツは身体に良いとか言ってる。
自然で自然体に動かす運動は身体に良いと思います。
動きやすい空間で身体を動かせば、自然の中で動かない箇所が動いてしまう。
平坦に舗装された場所では、伸び伸びと動けるように思えますが、
実は自然を越えた人工的な型に合わせるようなした動きになってしまう。
競技場の運動は自然を超えた動きになってしまうのです。
そうなると筋肉に余計な不自然な力が加わってしまいます。
そのために、自然にそぐわないトレーニングを繰り返します。
それによって結果的に、不自然な動きは身体を痛め歪めていくのですね。
◎スポーツのためではなく、自然な動きのためのトレーニング
だから、人は自然にそぐわないストレッチとかするのですね。
それは大きな間違いだと気が付く人はいない。
動物が自然界の中でストレッチやトレーニングをしているのを見たことがありますか?
ライオンがチーターが獲物を捕まえるために、鍛えていますか?
ライオンがウエイトトレーニングをしたら。
きっとライオンは弱くなる。
弱くなるどころかガタガタの体になるかもしれない。
カモシカにスポーツシューズを履かせたら。
カモシカは自然な走りが出来なくなる、決して脚は早くならない。
そして身体はガタガタになる。
日常で動かない状態まで筋肉を伸ばす必要は本当はないのです。
日常で動かす空間は自然に体を整え鍛えてもくれるのです。
それも大自然の恵みなのに勝手に作り替えています。
スポーツで自然な動きは出来ないような構造を人の身体は持っています。
自然な動きは自然の中でしか出来ない。
人が作った人工の空間では動きは人工的な動きになる。
整備し過ぎると必ず弊害が起こります。
ただし、人には自然以上に考える素晴らしい頭があります。
人が考えた動きをする、スポーツは決して身体に良くはないですが。
日常でやらない動きをやっても身体は良くはならないですが。
それをしっかりと意味のある動きや鍛え方を考えて、トレーニングして強くなることが人間には出来るのです。
だからこそ、考えることで人は正しいトレーニングを得る手段があります。
それがない上での、努力や根性や道具はうまく力を発揮出来ず、無駄な力となります。
正しい考え方とトレーニングで作られた自然に近い身体を持ってこそ、努力や根性や道具が最終的に+α となるのですね。
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