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バナジウムは需要は低いが工業的にも生態的にも効果的な元素

2019年11月13日
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バナジウムは原子番号23番で案外小さい数値ですが、あまり知られていなくマニアックな元素でもあります。

20番目までの「すいへーりーベー」の最後のCaカルシウムに続く3番目で、第五族のバナジウム族元素とも言われる遷移金属です。

イオン化傾向や周期表の元素記号を下ネタ覚え方集(すいへーりーべー)

◎バナジウムの歴史と性質

1800年代初期に発見され、色々な色に変色し美しいスカンジナビア神話の愛と美の女神バナジスから取って、バナジウムと命名されました。

バナジウムはいろんな色や形に様変わりすることから、発見した科学者が新元素と思い、いろんな名前が付けられましたが最終的には統一されています。
その過去には、パンクロミウム、エリスロニウム、リオニウム、ベスビウムなどがありました。

 

通常の色は灰色がかった白銀色で、軽い金属であるが、融点は1726℃と非常に高い。

酸、アルカリや水とは反応しないが、濃硝酸・濃硫酸やフッ化水素酸には溶ける。

原子価は2価から5価まで多様な値を取るため様々なイオンや化合物を作ります。。

 

産地は主に南アフリカ・中国・ロシア・アメリカで、褐鉛鉱 (Pb5(VO4)3(OH,F,Cl))、カルノー石(2(UO2)2(VO4)2、3H2O)、パトロン石(V2S5)などから取り除かれます。

◎バナジウムの工業利用

バナジウムは主に高強度の製鋼精製の添加剤として使用されます。

バナジウムを添加することで、炭素と結合して結晶粒がより細かい金属構造ができ、強度や耐熱性が向上します。
主に建材の基礎構造やエンジン、工具などに利用されています。

合金として、アルミニウムやチタンと混合され、より強固なゴルフクラブ、ミサイル、エンジン、歯などに使用されています。

他には触媒としても利用され、酸化バナジウムV2O5は硫酸を作る接触法にて、硫黄→二酸化硫黄→三酸化硫黄と参加する際に添加されます。

バナジウムは他の金属よりも安価なため、電子素子、蛍光体、顔料、塗料としても様々な面で使用されています。

 

◎バナジウムの生物学的利用

実はバナジウムと言う元素はどこかで聞いたことがあると思います。

水に溶け込むミネラルとして、「富士山麓バナジウム天然水」として脚光を浴びました。

富士山ふもとの地域では、生活習慣病の発症が少ないことの原因を調査したところ、富士山の湧水や井戸水などの地下深層水を常飲していることが分かりました。
そこに含まれる特有の元素イオンがバナジウムだったのですね。

バナジウムはインスリンと同じような働きをし、糖質を食べて血糖値を上がるとそれを下げる働きがあります。

つまり、血糖値が上がりにくく、糖関係のガン、糖尿病、アルツハイマーなどの病気になりにくいのですね。

だからランニングや運動をする人にとっても、急な高血糖やそれによる血糖値スパイクでの低血糖を防ぐことができ、安定したエネルギーを保つこともできます✩

他にも水の底に住んでいるような、ヒジキ、海苔、貝類、甲骨類などにもバナジウムは含まれています。

あまり食べる物としては有名ではないのですが、魚のホヤには大量のバナジウムが含まれています。

 

 

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