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鉄平塾~トレイルランニング走り方教室と健康法の学びブログ

〜運動と健康の理論的な研究~

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人生は美しくなくてはならない~子供の世界はゲームだ

2020年03月30日
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「手を洗ったら、もう1ポイントね」

「わかった~へいたあらう~」

普段は言ってもなかなか手を洗おうとしないへいたは、何かのゲーム性にすることでちゃんと行動することが、パパには分かっている。

世の中は今、暗い。
とてつもなく、暗い。
街中が、日本中が、いや、世界中が意気消沈している。
子どもにはその暗さを伝えないようにしたい。
いつも明るく元気に過ごして欲しい。
それが親の願いだ。

『トイストーリー』
へいたの3月は、もうこれを家で見るのが彼の日常になってきた。
同じ話を見ながら、毎日のようにワクワクドキドキしながら心弾ませ見ている。
子どもの好奇心は無限大だ。

「幼稚園はもうないの?」
「この前パンダ組さんは終わって春休みなんだよ」
「そうなんだ!次はいつ行くの?今日はどこ行くの?」

子どもとこの時期、家にずっといたら毎日を、一日をどう過ごすのかは、どこの家庭も課題なのではないだろうか。

世界は色んな意味で戦時中のような慌ただしさと、政府やメディアからの通達が毎日のように脳裏に流れてきて、もうどう解釈し行動するかは個人の自己判断がとても大切だ。

「電車乗って天王寺行きたい!」
「阪急で~京都に行って~桜見に行こ~」

へいたへの毎日の対応は、注文の多いレストランのような、日々その答えを冷静に導き出さなければならない。

「大阪とか京都は~今度行くから、今日は近くに行こうか」
「じゃあ、JRで篠山口行こ~」
「それはちょっと遠いな~、宝塚に花見に行こうよ、ローソンのスタンプも集めるで♪」
「うん!わかった~」

子どもは複雑なようだけど、方向性を示せば単純だ。

そして、4歳ではまだ世間のこの状況や『コロナ』が何なのかは全く分かっていないし、それを伝えるのも難しい。
彼はNHKやアニメには洗脳されるが、大人の報道にはある意味洗脳されないのは、不思議な感受性かもしれない。

そう。彼にコロナがどうだからと説明しても、意味が全く分からず理解して行動できない。
小中学生ならまだ理解できるのか?

「へいたはコンコンしてないからマスクいらないよ~」
どうやら、コンコンしてたらマスクをしなさい!と言われていたようだ。

「じゃあ、マスクをして外に出たら1ポイントね」
「やった~1ポイント~!へいたマスクするよ~」

「家を出る前に手を洗ったら、もう1ポイントね」
「2ポイントだ~、手洗う~」
「5ポイントたまったら、ガチャガチャが出来るねんで」
「よーし、へいた5ポイントためるぞ~」

感染症の対策は(厚生労働省の…以下略)

「でも、指吸ったらマイナス1ポイントね!」
「うん、指吸わな~い」
「ほら、手すり触ったらばっちいよ!マイナス1ポイント」
「おっと、気を付けないと…」

彼にとってはこの世界はゲームだ。
パパから与えられたゲームの世界観で面白楽しく行動しているだけなのだ。

無理に「手を洗いなさい、マスクをしないとダメ!」
「こら!指吸うな言っとるやろ!」
頭ごなしの怒っても彼は余計に言うことを聞かなくなる…

少し寒空の下のベンチで、まだ恥ずかしいかのように顔を出した桜のもと、僕らはガチャガチャとローソンで買ったお菓子を開けて桜を見上げた
「さくらキレイだね~」
「うん、来てよかったやろ」
「さくらは、おほしさまなんだよ」
「おほしさま?」

そう、花弁が5つ方位性に開いて、「☆」お星様の形をしているのだと言う。
子どもの感性は素晴らしい、大切にしたい、それを自然と育てたいと、桜のお星様がヒラヒラと降る春の空で願った。

人生は美しくなくてはならない。
LIFE IS BEAUTIFUL

 

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