DHMOという化学物質が人間社会の世の中にはたくさん存在する
2018年09月27日
みなさんはDHMOという化学物質を知っていますか?
この化学物質は略語であって、英語表記すれば、
Di hydrogen Mono oxide
(ジ ハイドロジェン モノ オキサイド)
の頭文字をとったもの。
ここでピンと来た人は、おそらく化学系の人か理系の人でしょうね。
以下のDHMOを説明する文章から、この正体がどこで分かるでしょうか?
①DHMOは、末期癌の腫瘍細胞に含まれている
②このDHMOは酸性雨の成分であり、多くの材料の腐食を進行させる。
③さらに、福島の原子力発電所でも用いられ、またDHMOによって多数の死者が出ている。
④遺伝子操作や整形などの手術に、動物人体実験にも多く使われています。
こういう風に説明すると、何だか恐ろしいかもしれない物質に思えてきますね。
だけど、次の説明を聞いていけば、だんだんその正体がわかって来きます。
⑤DHMOは、水酸の一種であり、常温で液体の物質である。
⑥1気圧での大気圧下の沸点は99.9839℃、融点は0℃である。
⑦古くから工業用や家庭用としても大量に用いられる。
⑧電気事故の原因となり、自動車のブレーキ効果を低下させる。
⑨地形の侵食を引き起こし、様々な自然災害の原因となる。
⑩野菜に50%以上、人間に60%の主成分として含まれるものである。
もうここまで来たらわかりましたね。
そう。
DHMO
Di hydrogen Mono oxide
(ジ ハイドロジェン モノ オキサイド)
の頭文字をとったもの。
日本語で言えば
一酸化二水素
一酸化二水素とは化学記号で書けばものすごい単純
1つの酸素に2つの水素
H2O
二酸化炭素をCO2と書くのと同じ意味だ。
ただこれは、一般的に水、waterという風に言われているからピンとこなかったのです。
人は危険な、害を犯す物質で使われるような表記にはその悪いイメージで見てしまう。
DHMO
一酸化二水素
水と思って、最初から読み返してみよう。
当たり前のことを言っているってハッとさせられますよ。笑
これは、対象の物質が水であることを伏せた上で、
(事実ではあるが)極端な説明を述べ、聞き手に恐ろしい物質のように誤認させるという一時期世界的に流行ったジョークなのです。
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