マラソン練習とはLT値の向上とクエン酸回路&脂肪燃焼回路の開拓
2020年09月16日
マラソンの練習の意味とは、ずばり、
[LT値の向上とクエン酸回路&脂肪燃焼回路の開拓]
です。
根性論ではなく、理論的な話ですのでじっくり読んでください☆
◎マラソン能力の向上にはLT値向上
実は、インターバル(200~1000m)で必死で追い込んでも、「マラソンの能力」は向上しません。
ヤッソ800で、サブスリーを狙っている人が、3:00より速く走って頑張っても、「マラソンタイム」には直結しないということです。
「3:00」という設定で走れる能力がある人が、その設定で正しくこなすことに意味があるのです☆
設定より速く追い込む練習は、1500~10000mのタイムは向上するかと思われます。
つまりこれは、心肺能力と筋持久力を「乳酸(糖質)回路」で使う能力ですね。
その証拠に、400mや800mのタイムが速い中距離選手でも、マラソンはそこまで速く走ることに繋がらないということです。
◎スピードではなくスピード持続力が大切
スピードがあるからと言ってマラソンタイムが速いことには直結しない。
400を50秒、800を1分50秒切るトップ選手でも、マラソンは2時間10分切れません。
インターバルで短い距離を速く走る意味はなんでしょうか?
もちろん絶対的なスピードは武器になります。
余裕度に繋がりますし、心肺能力や筋持久力はもちろんマラソンには必要です。
では、マラソンの能力とは?
「体内の糖質(グリコーゲン)と追加の糖質の消費をギリギリ最低限に抑え、クエン酸回路&脂肪燃焼回路をいかに使い続けるか」、の能力です。
糖質を使うか脂質を使うかに加えて、糖質消費にも「乳酸回路」と「クエン酸回路」があります。
この分かれ目がまさに「LT値」です。
◎乳酸回路とクエン酸回路の変化点がLT値
だから、マラソン練習にLT値を越えるゼェハァ追い込む練習より、ギリギリキツイスピードを繰り返す練習の方が効果的なんです。
追い込んだらやり切った感がありますが、マラソンのタイムには直結しないのはそういうわけです。
ヤッソ800の設定タイムは、実際にはやった人は分かると思いますが、案外余裕度があります。
サブスリーを狙う人は「3:00」、サブ3.5を狙う人は「3:30」をこなすのは余裕なんでそれより上げてしまいがちです。
しかしこの設定タイムと言うのが絶妙で、「LT値」の心拍数、「クエン酸回路&脂肪燃焼回路」を使うペースなんですね。
だからこれをこなすことで、「マラソン能力の向上」が担えるということなんです。
10キロのペース走を「LTペース走」で繰り返すことにも意味があるのですね。
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