ランニングのうんこトラブルにおけるスピードと出る時間の考察と対策
2021年02月03日Abstract
誰もが体験したことのある、ランニング中のトラブル。
走るとうんこがしたくなる
※2024年9月更新
それは走ることで内臓が揺れ、便意を催すことで排泄を焦るあまり葛藤する様。
つまり、
「うんこトラブル」
本稿は、その時の走るスピードを上げたら、うんこが出るまでの時間が速くなり、
うんこが出るのを抑えようと、ゆっくり走ったら、今度はうんこを出すまでの時間が長くなる。
その葛藤の研究を理論的に示し、その検証と対策を記した。
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◎ランニング中のうんこ便意トラブルとは
Introdaction
ランニングを始めると、とある問題が付きまとう。
「うんこトラブル」だ。
いきなりスイマメーン!高木です。綺麗な言葉で言えば、「便意の催し」なのか。
いや、そんな丁寧に言わんでもよい、うんこだ、うんこ!
1つの人間の生理現象だが、外で走っている時にそれが来ると、「人間の尊厳」との戦いになる。
うんこトラブル中に走っている時、ふと、トイレまでの道のりを必死でスピードコントロールをしていると、「自分はいったい何と戦っているんだ?」とすら思う時がある。
つまり、
「走る速度を上げれば、うんこが出るまでの速度が上がり、出るまでの時間は短くなる」
が、
「うんこが出る速さを抑えようとゆっくり走れば、うんこを出す場所までの時間が掛かる」
この葛藤が常にある。
こそっと書くけど、僕はうんこトラブルでの敗北が、何回かある。
詳しくは言えないが、自然の中に返すか、履いている布で、、、人間の尊厳との敗北、この支配からの卒業。。
おしっこなら男は何とかなるけど、女の人はそれも難しいだろうからもっとも「おしっこトラブル」もあるだろう。
声を大?にして言えないだけで、少なくともみんなあるはずだ。
特に長い時間掛かるトレイルランニングやマラニックをしていると。
※こんなとこで、うんこしているわけではない
◎うんこトラブルの速度と時間の相関関係
Materials and methods
ここに、走る人のサンプルを1人、家のトイレと片道5キロの河川敷のコースを用意した。
ただし、アップダウンはなく、真っ直ぐの距離で、河川敷にはトイレはないと仮定する。
「今日は10キロ走るぞ!」と意気込んで、河川敷を家から5キロいったとこで折り返して往復走ろうと考える。
そして、家を出て3キロほど走っていると、やつは次第にやってくる。。
やつの名は?
「うんこトラブル」だ!
ここまで3キロ、折り返しまで2キロ。折り返しまで行くとあと7キロ走らなければならない。
河川敷周辺なので、この辺りにトイレはない。。
折り返しまで行かずに、来た3キロを戻ればと考え速度が遅くなる。キロ5でペース走の予定だったのに…
しかし、ここで新たな葛藤が!
家のトイレまでの残り3キロをどのスピードで走れば良いのか?
速く走ることは何とかできる、頑張れば3キロならキロ4で必死に!
しかし、そうすると、内臓は揺れお腹はさらに刺激され、うんこが肛門まで顔を出すスピードもともに速くなる!クソっ
加速度、振幅数がやつを刺激して、速く顔を出すようになるのだろう。
かといって、走るスピードを緩めて刺激しないように慎重に走っていったら?
でも、そうすると、家に着くまでの時間が結局掛かり、やつが顔を出す余裕の時間を逆に与えてしまう。。。
歩いてしまえば、キロ15キロで家まで45分もかかってしまうではないか!
hypothesis(仮説)
例えば、速度を時速10キロにすれば、いわゆるキロ6となります。
しかし、揺れも振動数も多くなるため、うんこが出るまでの時間は早くなり10分!
家まで3キロをキロ6で走れば、18分!!アウトじゃないか!
そこで、スピードを緩め時速5キロにすれば、キロ12で早歩きレベルになるが、うんこが出るまでの時間は少しゆっくりになるものの、20分!
家まで3キロをキロ12でゆっくりじっくり走れば…36分!!間に合わないジャマイカ!
じゃあ・・・もっともっとゆっくり、亀のように時速1キロでほぼ止まっているくらいで進む…
なんとか、うんこが出るまでの時間は60分に抑えられる。
でも?時速1キロって?家まで3時間掛かるやん。。。
Result
ってことは、どう考えても、速く走れば走るほど早く出て、ゆっくり歩いても時間が掛かるから、どっちにしろアウト!人間の尊厳を失うことになる。
つまり、走る速度を「x」とし、うんこが出るまでの時間を「y」とすると、
xとyを色んなパターンで計算したとしても、同じ数字「a」になるのだ。
これを「うんこにおける定数a」と名付けることにする。
そうすると、この走る速度「x」、うんこが出るまでの時間「y」、「うんこにおける定数a」の関係は、
y=a/x
のうんこ反比例の法則が出来上がる。
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◎うんこ反比例の法則における考察
Concludion
ある過程を想定しその仮説から、うんこ反比例の法則の推測を見出した。
これではどうしてもウンチアウチになってしまうため、そうならないためには、
「y=a/x」の「うんこにおける定数a」を小さくしなければならないのだ。
うんこローディング
よく走る人は、走るのにはエネルギーがいるからと、無駄に前日にカーボローディングをする人がいる。
つまり、炭水化物の量を前の晩とか走る朝に多めに食べるんだが、それが定数aを大きくしている原因でもある。
カーボアップとダイエットの関係?炭水化物の量を増やすだけでは失敗する
人間の身体に貯蔵できるエネルギー(グリコーゲン)の最大量(約1500kcal)は決まっています。
炭水化物の糖質や食物繊維をよく食べれば食べるほど、使われなかったエネルギーはただのカス、つまりクソとなる。
良かれと思って炭水化物を多めにとってカーボローディングしているつもりが、これはただの「うんこローディング」だ!
また、麺類との戦いもある。
麺類は実は消化に悪く、特に最近のグルテンを多く含む精製化された麺類は、消化に悪いばかりでなくエネルギーにもなりにくく体に残りやすい悪い糖質だ。。
乳製品のカゼインや、マグネシウムを多く含むものも胃腸を下す原因にもなります。
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また、体質としての問題でもあり、「過敏性腸症候群」「過活動膀胱」の可能性もありますね。
それもやはり、長年の食習慣の慢性的な症状の結果だと思います。
走ることでそれを刺激していることも考えられます。
「蠕動(ぜんどう)運動」で、つまり、内臓で食べ物を消化&吸収して、うんこを押し出す運動が活発になっちゃいます。
僕は昔、マラソンやトレランの大会前日の晩によく丼物プラス麺類を食べて、カーボローディングだ!と意気込んでた時期もあった。
そういう時こそまさに、マラソン走る前とか、走っている時にうんこが出そうになります。。
僕のマラソンのベスト記録は21キロ地点で、仮設トイレでウンコした時のレースで出してます(笑)
つまり、うんこが出ないようにする対策は、炭水化物を食べないことが一番☆
今は、大会前日の夜も当日の朝もあまり炭水化物を食べません。
◎うんこローディングに対する対策
「走る前に出す、走り終わった後に出す」の習慣
その他の対策としては、普段の排泄のリズムを整えること、それを合わせることが一番です。
朝起きた時に家に出るまでの時間で出す生活リズムを作る。
でも、パンツを上げた後、再びもよおすうんこ…それをセカンドうんこと呼ぶ。
出した前のやつがいなくなったから、奥に溜まってたやつが、「やった俺も続くぞ♪」って出てくるんですね。
だから、大会とかならば、アップをして事前に軽く走って刺激してから、スタート前にもう一度出す!
体幹やランエコノミーと集中力
技術的にうんこを出さないようにするには、ぜん動運動しないように、内臓周りのコア、つまり体幹を鍛えて揺れにくくする。ランジやスクワットで、骨盤周りを鍛え、プランクやサイドプランクでお腹周りを絞る!
そして、着地による上下運動で内臓は揺れるので、それを抑制するランニングフォームを習得し、ランニングエコノミーで走力もアップして一石二腸☆
あとはやっぱり、さすがにインターバルとか報告会でのプレゼン中とか試験中は集中力が高まっているから、「うんこ」のうの字も出てこないだろう。(しかし、それが出た瞬間マジヤバいが…)
精神と腸は密接に繋がっていると言われ、ストレスや緊張は腸に影響を与えます。それで下痢になることも多い。
トイレのある場所を把握して走る
便意をもよおしてから、うんこが出るまでの時間は早くても10分程度でしょう。
ならばキロ5で急いでいけるギリギリの距離は2キロ。その圏内にトイレが確実にあるコースを走るのも安心して走れる方法でしょう。
その周回でもいいし、往復でもいいし、普段の基本的な練習コースはそれが良いですね☆
河川敷とかトレイルとかの長い距離を走る場合は、確実に途中にあるトイレの個所を把握しておく。
そして、出すならそこで出す習慣を普段からつけておく。
ちなみに僕は六甲縦走のトイレをする場所はほぼ決まっています。一軒茶屋、掬星台、市ケ原、高取山、妙法寺。
他にもコースを少し離れればあるので全て把握しています。
知らない場所を走る時に困るのが、どこにトイレがあるか分からない場合。
とりあえずコンビニやスーパーを探したりしますが、トイレの場所がスマホのGPSと地図で分かるアプリも!
そして、まさか!の場合、人間の尊厳を最低限保ちたいならば、携帯トイレを常に持っておくことでしょうね~♪
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