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〜運動と健康の理論的な研究~

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コレステロールは悪くなくて身体にとって必要な大切な栄養素と機能がある

2018年11月08日
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脂質、脂肪と同じく、これまで長きに渡って悪者扱いされてきたのが「コレステロール
 
名前からも、「これ」は「捨て」るべき悪いモノと言う認識が、世間一般の人にはありました。
 
 
卵は1日1個までしか食べたらいけない、とかいう謎の制限も巷で広まりました。
 
今では卵は数個食べた方がいいし、コレステロールの制限も取っ払われました
 
 
そして、コレステロールは本当は身体にとって必要で、良い機能をもたらしていることが分かってきました。
 
※厚生労働省は、成人は1日のコレステロール摂取量を男750ミリグラム、女600ミリグラムを上限としてきたが、2015年にそれを撤廃
 
 

◎コレステロールの機能とは

 
「コレステロール=悪=病気になる」
と言う偏見のイメージからか、本当の機能を知らない人は多いです。
 
 
コレステロール」は細胞膜を構成する成分です。
 
ホルモンや免疫細胞や消化液の胆汁酸の原料にもなっています。
 
そのため、生きていくのに欠かせない脂質材料です。
 
また、紫外線を浴びるとコレステロールからビタミンDが体内で合成されます。
 
 
血液中では、コレステロールは油分のため、単体では存在しにくいのです。
 
そのため、中性脂肪と一緒にリン脂質とタンパク質に包まれています。
 
この全体を「リポタンパク」と言って、これのことを「リポタンパクコレステロール」と言われています。
 
 
つまり、これを一般的に通称、「コレステロール」と言っているのです。
 
 
 

◎コレステロールの血液中の作用  

 
実は食事で取った脂質やコレステロールが多いからと言って、血中コレステロールに直接影響、増加するわけではないことが分かっています。
 
血中コレステロールのほとんどが、食事からではなく体内で合成されています。
 
たとえ多量に取ったとしても、その分、吸収を抑制したり、体内で作る量を減らしたりして、血中のコレステロールはある程度コントロールされています。
 
 
血液検査でコレステロール値が高かったからと言って、それが直接悪いわけでもなく、すぐに動脈硬化などの病気に直接、繋がるわけではありません。
 
 
 

◎LDL、HDL、悪玉、善玉

 
血液検査の結果を見たことある人なら知っていると思いますが、HDLとLDLと言うコレステロール値の結果があります。
 
HDLが善玉LDLが悪玉と言われていますが、これが多いからと言ってそこまで異常な状態ではありません。
 
少な過ぎる方が問題であり、あくまでも多過ぎないか、少な過ぎないかの判断をする程度です。
 
むしろ、血液中の中性脂肪の量が多いことの方が大問題だったりします。
 
 
 
LDLは(Low Density Lipoprotein)の略で、「低密度リポタンパクのことです。
 
これは血液中の脂質の運搬役で非常に重要な存在です。
 
しかし、いい奴なのに「悪玉」と呼ばれてしまっています。
 
 
逆に、HDLは(High Density Lipoprotein)の略で、「高密度リポタンパクのことです。
 
タンパク質の成分が多いため高密度になっています。
 
HDLは余ったコレステロールの回収役でこちらも欠かしてはならない成分です。
そのため「善玉」と言われています。
 
 

◎悪玉コレステロールは悪者か 

 
LDLは小さくて、損傷してたり、盛り上がった血管壁に吸着して、留まると酸化されてしまいます。
 
これが次々起こって蓄積されて大きくなるから、血管が細くなって動脈硬化の原因となると言われています。
 
だから、LDLは悪玉コレステロールと言われています。
 
 
実際には、酸化されたLDLを白血球が処理しにきて、退治細胞のマクロファージとなり、LDL処理して大きくなっていきます。
 
大きくなり過ぎて血管壁に、おかゆ状に滞留(アテローム性)することで血管壁が盛り上がるため、血管が細くなります。
 
これが動脈硬化の起こる過程です。
 
 
 
この流れを見ると一見はLDLが多すぎることが問題のような気がしてしまいます。
 
しかし、コレステロールは損傷した細胞膜の修復をするために集まって来ています
 
それが多くなって塊(プラーク)となってしまいます。
 
 
昔の調査で、動脈硬化の血管を調べたらこのLDLコレステロールが見つかったので、これが原因だ!と勘違いしてしまったのです。
 
 
でも、根本的な原因はそれ以前にあるのです!
 
 
血管壁が損傷してたり、盛り上がってたりすること。
 
この原因をたどると、血管の「酸化」と「糖化」なのです。
 
これが起こっていなければ、コレステロールは多くてもスムーズに流れていくはずなのです。
 
 
 
酸化」の原因は、タバコやストレスや発がん性物質などの影響です。
 
糖化」は糖質の取り過ぎによって余ったものが、体組織のタンパク質を劣化させて塊(プラーク)となります。
それが、血管の壁で起こっているのです。
 
 
本当の原因はここにあるのに、そこに集まってきた修復役のコレステロールが悪者扱いされてしまったのです!
 
言い換えれば、真犯人が放火をして火事が起きたとこに、消防士が集まって災害が広がった結果、消防士を悪者にしたようなものです。
 
 
真犯人は「酸化」と「糖化」です。
 
控えるべきものは「コレステロール」ではなく、「酸化要因」と「糖質」です。
 
そして、酸化や糖化を防ぐために、「抗酸化物質」や「代謝物質」であるビタミンやミネラルの摂取が大切なのです。
 
 
 

◎終わりに

 
血圧とコレステロールは、高過ぎることは異常な可能性は当然あります。
 
しかし、年齢とともに自然と上がっていくことが通常であることが分かってきました。
 
それを、年齢関係なく上限を決めて、超えたら下げるための薬を飲むというのは自然から反するのです。
 
 
今や医療界では、降圧剤とコレステロール低下剤はバカ売れの薬です。
 
病気にならないために、数値を気にするでもなく、薬に頼るでもなく、何が根本的に悪いのかをキッチリ考えてみるのが大切ですね。
 

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