ウルトラマラソン、トレランで胃が気持ち悪くなる原因は糖質の取り過ぎ
2018年09月24日走っているときに糖質の取り過ぎで胃がやられます、、、
実はごはんや麺類は胃での消化が悪いのです。
逆に肉や魚は胃での消化が良い。
それはなぜか?
そんな世間の常識とは逆のことを書いてみたいと思います。
※2023年7月更新
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◎人間はもともと肉食性動物だった
今では雑食ですが、ヒトはもともと肉食性動物でした。
歯の形は肉食動物のような大きな牙はないけど、
犬歯が残っています。
それはヒトはもともと道具を使った狩猟食生活だったからです。
肉食動物は他の獲物を一撃で仕留める鋭い牙が必要でしたが、
ヒトは道具で殺し、切り、火で調理することが出来たので前歯で切り、奥歯ですり潰す歯になったようなんです。
それにともなって、胃も肉や魚を消化しやすく出来ています。
発達や進化の過程で、米や小麦などを食べるようになったから、
奥歯でよく噛み唾液のアミラーゼというでんぷん消化酵素である程度消化して、
胃ではあまり消化せず腸で消化吸収するようになりました。
とある研究では、人の胃の中をカメラで見たり、吐いた物を見ると、
実は米や麺は原形をとどめて残っているが、
肉はドロドロに溶けて無くなっていたのです。
だから、口の中でよく噛んで消化してから飲み込まないといけないのはそういうことなんですね。
よく、風邪を引いたときには「おかゆ」が消化に良くてよいといわれていますが、
あれはかえって、飲み込みやすくしてしまったため、噛まずに唾液のアミラーゼがあまり働かず消化されないまま胃に入ってしまうので、実際は消化がうまくいかないということがあります。
◎胃が調子が悪い根本的な原因は胃の糖化現象
今の世の中の常識としては、肉や脂っこいものは消化に悪く、
米やうどんは消化にいいってのは、人が勝手に作った連想とメディアや口コミで伝わったイメージ。
もともとヒトは肉食動物だったのだ。
じゃあなぜ、米やうどんは胃に優しく、
肉や油っぽいものは胃がもたれる感じがするのか?
それは糖質の取り過ぎによる「胃の糖化」です。
胃は本来タンパク質で出来ており、
髪、爪、筋肉、骨、内臓・・・体はタンパク質で出来ているのです。
そこに糖質ばかり来ると、余った糖質が胃で糖化し、タンパク質の上に糖が出来てしまいます、、、
これが胃の糖化。
さらに、糖化して胃のタンパク質が衰え、重く垂れ下がって胃が弱った状態が「胃下垂」。
糖化しきった胃は糖質は受け入れやすくなりますが、
逆に肉や油は受け付けにくくなります。
せっかくのタンパク質で出来た胃がおかしくなるのはこの糖化から。
糖化した胃でさらに糖質を取り過ぎると、胃の収縮消化反応が止まってしまう現象が「糖反射」。
これはランナーなら経験がある人が多いでしょう。
走りながら胃が揺れながら、定期的に多くの糖質を取り過ぎると、
急に胃の調子がおかしくなり、なにも受け付けなくなる。
これは糖化した胃の糖質取り過ぎによる糖反射です。
固形物は口で唾液によって、よくそしゃく(くちゃくちゃと口の中でよく噛むこと)して胃に入れるから準備が出来るけど、
ジェルは口を素通りして胃にダイレクトに行って準備できてなく、びっくりするからということらしい。
老化(長期間の糖化)して胃が肉や油ものを受け付けなくなっていくのはこの糖化のためで、
余計に必要であるタンパク質を取れず、胃に優しいと思われる炭水化物や野菜(糖質)を取って余計に悪循環に陥るのだ。
糖質は胃で消化や吸収に時間がかかり、動物性たんぱく質は消化が良い
◎胃を強くするのは実はタンパク質が重要
タンパク質は、細胞の主成分。
筋肉、皮膚、髪の毛、内臓、血管膜、骨や免疫細胞の一部も、タンパク質でできていることを忘れてはいけません。
さらには、脂質は糖質を補うエネルギー源であり、
肌や油分などの細胞膜を作る主成分である。
肌が傷んだり乾燥したりするのは糖質過剰による糖化と脂質不足が原因。
肌は外から治すのではなく、身体の中から治すのです。
ダイエットや糖質制限で体調を崩して失敗する人は、このたんぱく質と脂質も減らしてしまうから、
身体の機能やエネルギーが不足してしまうからなんです。
太る原因は肉や油ではなく、糖質がブドウ糖になって、
過剰に余ったものを身体の中に脂肪でして変換するから。
脂質はエネルギー論でも書いたように、クエン酸回路と電子伝達系に回ってエネルギー源となる。
ウルトラランナーが体脂肪を必要とするのはこのためだ。
更には糖質から得られるブドウ糖が少なくなると、脂質やタンパク質や乳酸から糖新生によってブドウ糖を生み出すことが出来るため、
糖質をそれほどとらなくても脂質でまかなえる。
これは飢餓に陥った時に使うエネルギー対策だけど、
普段からこの回路が使われていると糖新生が起こりやすくなる。
ただし、補給を怠り、糖新生使いすぎると筋肉の分解やハンガーノックになるので要注意。
また、脂質はコレステロールが多く身体にとって悪となるイメージがありますが、
コレステロールは血液中でタンパク質や脂質を運ぶ運搬役。
とても大切な役割です☆
高血圧や動脈硬化の原因は悪玉コレステロールではなく、根本的には血管の糖化によって細くなる状態なんです。
と言っても、油にもいろいろあり、トランス脂肪酸などは良くなくて、オメガ3などの油は良いとされています。
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◎本当にバランスと良い食生活の割合
以上のことから、現代の日本人の食生活は本当にバランスが取れているでしょうか?
健康的、ヘルシー、栄養をちゃんと取るというイメージで、
朝から糖質と野菜ジュースやフルーツを食べ、
昼は働くエネルギー源をとガッツリ得るため、丼物やラーメン(大盛り、お替り!ぁ、野菜もついでにちゃんととっておこう)、
夜はごはんに合う調味料たっぷりの和食。
動物性食品は身体に悪いイメージなんで控えて植物性食品を多めにとる。
一見健康的かと思って食生活をしていますが、実はこれはこれまでに書いたように、
糖質過剰、タンパク質、脂質不足のバランスが崩れた食生活。
これが、身体の様々な糖化による不調を引き起こしているのです。
だから、その糖化を修復するには、糖質をなるべく減らした上で、
ビタミン、ミネラルを必要量取り、
身体の組織の原料であるタンパク質と脂質をちゃんと取らなくてはいけないんです。
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これこそが人におけるバランスの良い食生活なんです!
そんなん気にして食ってられへんし、好きなもんを好きな時に食べたいわ~、別に身体元気やし!
食べ物は蓄積です、すぐに現象としては現れません、気付いた時にはもう手遅れです。
ここまで読んできた人は、何らかの体の不調が気になり、健康的なことに興味がある人。
もう一度、以前のコラムやこれを読み直して、
考えてみよう、大切な自分の身体、食生活!
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