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お酒や消毒液の成分であるエタノールは一種の猛毒で殺菌剤としても使用

2019年11月08日
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アルコールと言えば、「お酒」ですが、大きな意味としては「水酸基(-OH)を持つ炭化水素」のことです。

炭素の少ない順に、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールと呼ばれ、このエタノールがお酒や消毒液の主成分となっています。

 

◎アルコール(エタノール)の歴史

アルコール(alcohol)は、アラビア語の定冠詞[al-]が元となっており、12世紀のイスラム社会時代に蒸留した際に出来る蒸留物を発見しました。

アルコール(al-cohol)のcoholの部分は、「khwl」という「さらさらしている」と言う意味と、
「ghawl」という精霊と言う語源があり、昔からの「ワインの性質を与える魔法」と言う意味があったとされます。

 

◎アルコール(エタノール)の製法と性質

アルコールは酵母を使って、穀物や果実の「糖」を発酵させて得られる物質です。

工業的には石油、石炭、天然ガスの副産物(CO)から触媒を使って水素で還元したものが、メタノール(CH3OH)であります。

他の炭素が多いアルコールは油脂に水を加えて加水分解して得られる脂肪酸に水素添加して還元することで得られます。

アルコールの特徴は「水酸基(ヒドロキシ其)」と呼ばれる「-OH」の官能基を持っていることです。

これが反応性や親和性に富み、反応しやすく溶けやすい性質を持っていますが、逆に炭素鎖が多くなると溶けにくい流動性のある液体となります。

炭素鎖の少ないアルコールは強い毒性を持っており、一番少ないメタノール(CH3OH)は酸化されると蟻酸(アリやハチの毒性分)にもなり、失明や量によっては死に至る危険な物質です。

 

◎エタノールの利用と性質

アルコールの中でも2つの炭素鎖を持つものをエタノール(CH3CH2OH)と呼ばれています。

これが注射の時に消毒する時に使い、お酒に含まれる成分となっています。

 

エタノールも毒性が高く、その性質から消毒液、殺菌液としても幅広く利用されています。

細菌の細胞膜を破壊して、内部が溶け出すので死に至ります。

また、タンパク質を固めたり、水分を蒸発させたりすることでも細菌やウイルスを死滅させることができます。

これは小さい細菌やウイルスのみに有効で、動植物や人間には外側に強い細胞膜で覆われているため、皮脂のバリア機能でエタノールの侵入を防いでいるのです。

しかし、これが致死量を超えると分解もできず、細胞内にも吸収されてしまい死に至る場合もあるのです。

 

◎エタノールの分解と酔い

エタノールを体内に取り込むと、体内にとっては異物であるため酵素を使って分解しようとします。

この分解生成物が「アセトアルデヒド」と呼ばれるものですね。

 

エタノールは血液にも溶け込み全身を巡ります。
そして脳の神経細胞の細胞膜に多少入り込んでしまいます。

この状態が脳のマヒ状態で「酩酊(酔い)」を引き起こすのです。

つまり、毒性の高い麻薬の一種でそのマヒ状態を快楽として楽しんでいるのがお酒なんですね。

 

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