鉛フリーの製品化が進んだ「鉛」の使用例と毒性とは
2019年09月17日
近年、急速に「鉛フリー」と言う製品が多くなりました。
「RoHS指令」という電気・電子機器に特定の有害物質を含む製品の製造・販売を制限する法律ができ、その中に鉛化合物が含まれています。
他には、水銀、カドミウム、六価クロムなどの過去に公害などで人体に問題のあった物質が対象となっています。
◎鉛と言う元素とは?
鉛は日本語名であって、
英語では「Lead」、
ラテン語での名称「plumbum」から、
元素記号の「Pb」となっています。
原子番号は82番目で典型金属と言われる重金属の一種です。
炭素族元素で、イオンはPb2+となり、ある程度イオン化しやすく、酸化しやすいため錆びやすい金属でもあります。
鉛は非常に柔らかい金属で、こすり付けると線や文字が欠けるとして、古代ローマでは「鉛筆」として使用されていました。
鉛筆の漢字が「鉛」と書かれるのは、最初に鉛を使っていたからとされているのです。
鉛の最大の特徴が、「融点が低い」「電気伝導率が高い」ことであります。

※wikipedia参照
◎鉛の工業適用途
金属の中では比較的低い液体になる温度が、約327℃であるため、電子機器の「はんだ」として多く利用されてきました。
共晶はんだはスズ63%、鉛37%の合金で融点がさらに低く、約183℃で熱によって溶けやすくなっています。
イオン化傾向が高いことから、電池の陰極としての利用が多くありました。
今でも自動車用バッテリーとして、鉛蓄電池が利用されています。
そして、鉛はその思い金属の性質から、銃弾や釣りの重り、ガラス、戦車の内壁、等に用いられてきました。
また、放射能のエックス線、ガンマ線の糖化を防ぐ役割で遮蔽版としても利用されています。
◎鉛の毒性による鉛フリー
雨雲や雪雲のようなグレーがかった色は「鉛色」と表現され、良くないイメージの色です。
しかし、鉛の発色の効果から、道路標示用塗料や水道管、そして顔料などに使用されてきました。
ベートーベンが音楽家として活躍した1800年前後、ワインにはその甘さを引き立てるため「酢酸鉛」という甘味料を使っていました。
ベートーベンはかなりのワイン好きで、暴飲からの鉛中毒で難聴となったと言う説があります。
それから200年余り経過し、鉛の使用は過剰に増えたことによる鉛中毒者が急増しました。
鉛は身体に蓄積していくと、頭痛や胃痛、感覚障害が起こり、脳や五感の障害となることが多いのです。
そのため、RoHS指令によって「鉛フリー化」が勧められ、鉛に変わる製品の開発・代用が進められました。
無鉛はんだとして今は、銀、銅、亜鉛、ビスマス、アルミニウムなどがスズとの合金として使用されています。
人間はその便利さから、化学の力を使った色んな便利な製品をこの世の中に生み出してきました。
しかし、そのしっぺ返しが地球環境や自らの身体に起こっているのが現状なんですね。
これからは化学のことをちゃんと理解し、便利や裕福を求め過ぎずに付き合っていきたいですね。
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