セブンイレブンやマクドナルドの実態は不動産運用だった
2019年08月16日台風で暇ができたので、1つ面白い記事をつらつら書いてみました。
◎マーケティングとはなんだろうか?
そもそもそういう仕事を行っている人にとっては、これは当然のことで、簡単に言えば「市場調査」と「売れる仕組み作り」のことです。
大学で経済とか経営とか学んでいる人にとっても基本的なことだとも思います。
僕は理系だったのでそこまで学んでいませんし、メーカーで技術や製造などしていると、作ることが主で、それを売ることはあまり考えていない人が多いと思います。
1つのよくある販売戦略を上げれば、値引き商品です。
マクドナルドはよく、「ナゲット5個入りを100円引き」と言う感じのをよくやります。あと、買ったら20円引きのクーポンとかよくもらえます。
こういうのは「フロントエンド」と言う、いわゆる「つかみ」です。
そこでナゲットだけ買う人もいますが、家族で来たりするとナゲット100円引きじゃ物足りないから、家族分のセットを4つくらい頼んで、ナゲットを2つ頼んで200円得した♪と思うのです。
ここでは、ナゲットが「フロントエンド」なら、このセット4つが「バックエンド」ですね。
逆の言い方をすれば、「釣り」であって、エビの餌をぶら下げて、タイを釣るあれです。「海老で鯛を釣る」と言う。
つまり、エビはコスト(マイナス)にはなるけど、その投資をして、それより価値のある鯛を釣るのです。
将棋で言えば、銀を取られても、その代わり飛車を取れれば損得勘定は高いのです。
つまり、ナゲットの「フロントエンド」で100円マイナスになっても、セットが4つの「バックエンド」が取れれば、500円×4=2000円程度の大物が釣れるのです。
ナゲットだけしか買わない人もいますが、それは多少の捨てパイです。
全体的に取れれば勝ちなのです。
◎マクドナルドもセブンイレブンも不動産業
実はマクドナルドもセブンイレブンも不動産で利益を得ているのです。
このようなマクドナルドの商品すら実は、本体にとっては全て「フロントエンド」なのです。
売れる商品群とそのブランド価値があれば、街のあらゆる一等地に店舗を作れます。
マクドナルドやセブンイレブンはなんであんなにも駅前に、国道の繁華街に必ずあるのか。
僕は昔、シュミレーションゲーム的なものをよくやっていたのですが、言わば「シムスティ」とか「まちつく」的なやつで、その中に「ザ・コンビニ」と言うゲームもありました。
このゲームは何をするかと言うと、街の発展と共に、ある区画にコンビニを作り、売れるコンビニ作りをする中で、街に何店舗も増やしていって全体的な収益を上げて行くのです。
ここで損益勘定とか考える奥深いゲームなんですが、アルバイトをする人は時給を得るためにただ与えられた仕事をこなすだけです。
店長はそのアルバイトを上手く使って、仕入れや売り上げを考えて、直営店から与えられる指示をこなすだけです。
これがいわゆるフランチャイズの店長(オーナー)です。
店長は売り上げた収益の中から、店舗代(賃料)と直営店に売上金の何%か(ロイヤリティ)を払います。
じゃあ、マクドナルドやセブンイレブンは何をしているのかと言うと、もちろん店の商品企画や販売戦略もしています。
しかし本体は都市の一等地の土地を買って、そこに店舗を立てて投資します。
そうすることで、その土地で生まれた利益(や賃料、売上料)を回収して、投資した金額を越えればあとは儲けです。
これよりデカいのが、三菱地所とかのショッピングモールで、これより小さいのが、コインパーキングです。
基本となる構造は土地に投資して、そこから生まれる利益を回収するのです。
ちょっと長くなったので、今日はここまで。また暇ができたらこういうマーケティングの記事を書きます♪
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