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日本代表サッカーアジアカップイラン戦の選評ブログ感想コラム

2019年01月29日
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夜の11時開始で夜中の1時前まででしたが、今までにない内容のある試合で魅入ってしまいあっという間でしたね!

そんなアジアカップ2019inUAE ドバイの準決勝ベスト4でのイラン戦の選評を書きたいと思います。

 

◎イランの得意な堅守速攻をさせなかった

1点差勝利ばかりで苦しんで勝っていた、今までと何が違ったのか?

1つは大迫の復活が大きいですよね。

これほどまでに1人の選手が入ってガラッと変わるのか、ワールドカップでも大活躍したこの大迫の偉大さが分かります。

 

そして、イランの戦い方を確実に打ち返した戦術。

イランは中盤でボールを持つとサイドから一気に前へロングボールを何度も放り込んできました。

これまでのイランはこのロングボールをFWのアズムンが競って、落としたボールをタレミや、アミリが拾ってFKを得たり、ペナルティーエリアに侵入してゴールを奪っていた。

基本的に守備的な戦術で、組織化されたラインとポジションから、人数をかけたプレスでボールを奪ってからの堅守速攻で間を飛ばして一気にロングボールで攻めるスタイルを得意としていた。

つまり、「受けて、取って、前に渡して、落として、拾って、持ち込んで、ゴール」

と言う決まった流れがあったのだが、それを日本はその流れを行わせなかった。

 

◎大迫のポストプレーが周りの選手を活かした

まずは、「受けて、取って」と言うところだが、この最前線での「受け手」である大迫が、イランラインを縦横無尽に駆け抜けて、日本のボランチの遠藤や柴崎から縦パスを受ける。

大迫が受けたら、これが見てても面白いくらいイランは思ったように取れないのである。

たまに無理やりとったとしても、大迫はあっさりとられないで粘るので、すぐにほかの選手がカバーに入って日本が取り返す。

そして、大迫は実質的にはワントップだが、この役割はただ前で張って待つのではなく、戻ったり、再度へ流れてパスを受けて、前にスペースを作って、そこに他の選手が走りこんだところにパスを出して、自らはまた中に切れ込んでいく。

 

◎1点目のシーンは大迫と南野の動き

これが決まったのが1点目のシーンで、大迫が最終ラインの裏へスルーパスを出すと南野が反応し走りこむ。

イランDFと争いになったが、一歩前に南野が出てあとからかぶさったDFが南野に後ろから接触してしまう。

※この地点で画面左にいるのが大迫

それに引っかかり南野は前に倒れた。この地点はギリギリペナルティーエリア前で、しかもひっかけてないと思ったイランDFはノーファールとエリア外だと言うことを審判にアピールしようと詰め寄る。

何故か他の近くにいた4人のイラン選手も審判に詰め寄った瞬間、南野は前にこけてファールが無いこととボールが前に転がっていることを確認してすぐに立ち上がってボールを追いかけた。

エリア中央にはイランのDF一人と上がってた堂安。

南野にパスを出した大迫はエリア内に走り出しているところで、南野のボールを拾いに行く姿とイランのよそ見を見てすぐに中央に入っていく。

ボールをコーナーでギリギリ拾った南野はターンしてすぐに大迫にクロスを供給。

戻ってきたイランDFより最適なポジションで頭でゴールに流し込んで先制点!

 

大迫、南野、堂安、あと中島が足りなかったが、この試合は原口が献身的なガッツあるプレーをカバーした4人の攻撃陣がイランの今まですべての試合を0点に抑えてきた守備陣から3点取って粉砕した。

◎ほぼ完ぺきだった日本の守備のかなめは富安

前半の一度、アズムンの左からの抜け出しからの個人技にシュートを打たれあわやのシーンをキーパーの権田が左足一本で間一髪防いだシーン以外は決定機を作らせなかった。

これに対してイランは相変わらず早目のクロスやスルーパスをどんどんとアズムンに供給していく。

 

ここで日本の守備のキーマンになったのが、なんと若干まだ20歳のセンターバック富安

彼は高校サッカーには行かず、アビスパ福岡のジュニアユースに所属し活躍を続け、高校生でアビスパ福岡のトップチームでデビューしている。

その後すぐに2018年19歳で、ベルギー1部のシント=トロイデンVVに移籍して活躍する中、キリンチャレンジカップの10月パナマ戦で先発し、彗星のごとくデビューしたばかりなのだ☆

堂安、富安。名前も似て、若い二人が攻撃と守備の中核を担う日本を代表とする選手になっていることが、更なるこれからの成長が心強い。

この試合もマークするアズムンへのスルーパスやロングボールをほぼすべて、触らせる前にシャットアウト!

見ていて、パスを出されてからの、相手より先にコースへの入り方とダッシュ力が速かった。

 

◎中央とサイドでもボールをシャットアウト

そして、富安だけではなく、相手のロングボールが落ちたカバーを素早く、遠藤が拾いまくった。

更にはサイドに流されても、原口と長友、そして、堂安もが必死に戻ってカバーリングをしていた。

これによってイランの「前に渡して」をほぼカットし、「落として、拾って、持ち込んで」の途中で日本がボールを奪い返している。

だから、決定機どころか、ほとんどシュートすらも打たせなかった。

結果的にセカンドボールを拾うのは日本が多く、ボールをそのあとは大事にポゼッションするので支配率は圧倒的に日本が上回った。

 

◎イランのイライラに日本は奮闘

前半のイランの度重なる早目のボールを全てシャットアウトした日本の守備が前半を0-0で終わらせたことがイランのイライラへの序章だった。

いつもはあの形で入っている得点が何故かどうも全く入らない。

特にアズムンはこれまでの経験から自信を持っていただろうし、誰か分からないディフェンダーに完璧に抑え込まれている。

それが、後半のイライラとなり、ファールや悪質なプレーばかり繰り返すだけで、スタミナとスピードも不足し、ほとんど脅威にはならなかった。

イランのディフェンダー陣も、南野のドリブルの切れ込みや、大迫のポストプレーでボールを奪取できないイライラが募り、最後のロスタイムでの原口の突破を許し、完全に崩壊。

しまいには終了間際にひと悶着あり、雰囲気は最悪の中だったが、直ぐに試合終了のホイッスルが鳴り、幕を閉じた。

 

後味の悪い感じもした試合終了の雰囲気だが、日本はこれまでのうっぷんを晴らし、最強の開いていランを3-0で撃破した喜びを爆発させ、まるで優勝したかのような喜びあいを見せたシーンは印象的だった。

あと1試合。ここで確実にアジアチャンピオンを取れば、発展途上の森保ジャパンはもうすでに確立し、黄金期を迎えるかもしれない。
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