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鉄平塾~トレイルランニング走り方教室と健康法の学びブログ

〜運動と健康の理論的な研究~

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大阪国際女子マラソン2019(大阪ハーフ)観戦応援と結果レビュー

2019年01月27日
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1月末の日曜日、新春の大阪市を舞台に名地を駆け巡る歴史ある大会。
同日に制限時間が2時間の、後半のほぼ同じコースを走る「大阪ハーフマラソン」も開催されます。
 
今回はこの大会をランナー仲間と共に現地で4箇所(大阪ハーフも1箇所)を移動しながら、応援してきた経路と感想を書きたいと思います。
 
 

◎大阪国際女子マラソンの紹介

 
〇名前の歴史
1982年に「大阪女子マラソン」の名前で、女子限定の日本代表選考レースでもある由緒ある大会であり、

1985年から「大阪国際女子マラソン」という名前で世界に通じる大会となった。

 
〇コース
長居公園内にあるヤンマースタジアム長居をスタート・ゴール地点に設定。
 
我孫子筋、今里筋、玉造筋、御堂筋などの大阪の南北のメイン筋を往復しながらも、
 
大阪国際女子マラソン名物の「3つのクライマックス」とも言われる、大阪市の中心街(中之島、御堂筋、大阪城公園)を抜けるコース設計が魅力的です☆
 
〇協賛・協力
今年の協賛・協力は、奥村組、ダイハツ工業、シチズン、ファインテン。
 
〇参加資格
日本陸上競技連盟登録、19歳以上、かつ
  1. マラソン:3時間10分以内
  2. 30km走:2時間11分以内
  3. ハーフマラソン:1時間28分以内
  4. 10,000m走:37分以内

 

この参加資格が、毎年厳しい条件となっており、これをクリアしてこのレースを走ることが女子ランナーとしても格のある舞台に立てるというステータスからも、僕の知り合いの中でも目指す人も多いのです。

今回、有名選手を除いては10人ほどいたので、ランナー仲間と一緒に4箇所を移動しながら応援に行きました。

 

◎結果

結果はすでにニュースなどで知っているかと思いますが簡単に。
 
2時間25分39秒でエチオピアのファツマ・サドが優勝。
 
日本人トップの2位は2:25:46で小原怜(天満屋)
(過去37回行われた中で、日本人の優勝は15回である)
 
小原は30キロ過ぎと35キロ過ぎで2度のスパートをかけたが、後続をなかなか離せずにいた。
 
37キロ過ぎにじわっとファツマ・サドに離されかけて、僕らが観戦していた39キロ過ぎでは10m程離されてしまい、粘りに粘ったが結果的に競技場に入ってからのゴールでは7秒差の悔しい2位となった。
 
気になる福士は、13キロ手前で選手と接触して転倒してしまいました。
頭を打って、さらには両膝から出血して再び走り出したものの、昔の再現のように30キロ以降は立ち止まって、何度も屈伸を繰り返した。
最終的には35キロ過ぎで監督止めて、残念ながらリタイアをしてしまいました。
 
スタート時気温は8.4度、最高気温は13時30分頃13.4度まで上昇しました。
 
完走は481人中366人(完走率76%)
ちなみに、最終ランナーのタイムは3時間29分9秒でした。
なんというレースでしょう、と驚きを隠せませんね。
 
 
 

◎応援スケジュールと移動経路

色んな地点で幅広い選手を何回も応援できるスケジュールをラン友さんが組んでくれました。
 
 
そして、今回は地下鉄を何度も乗り継ぐ移動手段であるため、梅田で土日祝の1日大阪メトロ乗り放題チケットを600円で購入
 
 
結果的に1430円分を使ったので、58%オフ!
 
 
移動経路、値段、場所、時間は以下の通り
 
〇地下鉄(梅田〜長居)
280円
長居道路前3キロ地点
12:10〜12:30
 
〇地下鉄(長居→鶴橋)
280円
鶴橋14キロ(ハーフ9キロ)
12:55〜13:10
 
 
〇地下鉄(鶴橋〜なんば)
180円
なんば折り返し地点22.5キロ
13:30〜13:50
 
 
〇地下鉄(なんば〜昭和町)
230円
昭和町左カーブ手前39キロ
14:20〜15:10
 
〇徒歩(昭和町〜文の里)
〇地下鉄(文の里〜阿倍野)
180円
ラーメン屋(麺と心7)
 
〇地下鉄(阿倍野〜東梅田)
280円
帰路
 
 

◎応援観戦記

今回は初めて大阪国際女子マラソンのスタート会場である長居公園の雰囲気を生で味わってきました☆
今までは大阪ハーフを走ってのすれ違いや、長居公園でのゴール前に、スタジアムでのゴールシーンは見てきました。
 
でも、スタート前の歴史ある大会のわくわく感やドキドキ感は、もうすでに地下鉄に乗っているときから感じており、長居公園でのファンの多さや応援のブラバンに、警察や大会関係者の多さに驚きを生肌で感じました。
 
大阪マラソンはそれはそれで豪華なのですが、大阪国際女子はそれとは違ったピリッとした雰囲気というか熱い空気感というか、一流スポーツの戦いの前の雰囲気でした。
 
 
 
最初は長居公園でそれらの雰囲気を味わいながらのんびりと散歩をして、長居公園から我孫子筋に出る手前に陣取りました。
 
 
ラン友の一人がミズノランクラブの人でノボリを持ってたけど、ミズノはスポンサー外やから、テレビに映らないようにノボリを立てたらあかん言われました。
 
あるんですね、実際にこういうの。
だから、協力の自動車会社のダイハツ以外の看板もテレビに移らないようにするのは当然、色んな対策をしているみたいです。
 
スタートから3キロ地点にいたので、12時10分のスタートからいつ来るかとわくわく感がたまりませんでした。
 
そして、テレビ中継のある大型マラソン大会ならではの、先導のパトカーが来て、協賛カーが来て、大きなテレビ中継者が来るたびに盛り上がって最高潮になった地点で、選手の集団が見えます!
 
トップ集団は10人ちょっとの塊で日本人選手も小原や副士はいたものの、他の有力選手は一瞬で分からず?
いや、めっちゃ通り過ぎるスピードが速すぎる!(1キロ3分20秒ほど)
 
 
あっという間に、最終ランナーまで10分以内で通り過ぎ、すぐに地下鉄に乗って移動という慌しい応援が始まりました。
大阪マラソンなど大型マラソンではトップランナーから最終ランナーまで、人数がとても多くて制限時間までの幅もあるため、多くの選手が通過するのにはかなりの時間を要しましていました。
しかし、こんなにも一瞬なのか、エリート選手のレースは!
 
 
そして、移動して鶴橋と難波へと、分刻みのスケジュールで応援していきます。
走っている仲間も何人も見つけることが出来たのですが、近づいて来るのが早すぎて、名前と顔を見たらもうすでに目の前を通り過ぎていて、声を掛けるのが遅れるほどのスピード感でした!
 
遅れて背中に声を掛けると、ビクンと反応してくれる人もいました♪
 
 
次々と通り過ぎていくランナーはもちろん女性ばかりですが、みんな凛々しく、勇ましく、顔がとても真剣だったり、前だけ見て鋭かったり、時より見せる笑顔だったり。
 
この大阪のど真ん中の大きな道路を、駆け抜ける全ての人が輝いて見えた!カッコ良く見えた!
 
 
 
そして、最後の地点の昭和町へ。
 
ここはちょうど商店街を東西の通りが横切る地点で、地元の住人が生活圏にしている地域でした。
そこをテープで通せんぼして、係員と警察が何人も監視して静止している状況。
 
向こうに行く急いでいる用事があるのに通れない、お年寄りの方や、小さな赤ちゃんが乗ったベビーカーを押した家族など。。。
当然、文句を言っているオッちゃんと警察がやりやっていたり殺伐とする空気感もあるわけで、そんな道路で最後の後3キロという熾烈な振り絞った戦いをしているランナーが通り抜ける。
 
都市型マラソン、エリートマラソンというのはこういう世界も裏にはあるんだな~と感じた。
ランナーはこういう場所を舞台として借りて、走らせて頂いているんだなと。
 
とは言っても、ランナーの人数も少なくぽつぽつ通り過ぎるし、幅も狭いので長くてもサブスリー前後の20分くらいでしたけどね。
 
何人もサブスリー前のラン友や、間際かって仲間もいて、みんな声を掛けても必死でひたすら前だけを見て走り抜けていく汗と表情に通り過ぎるたびに胸が熱くなった。
 
 
そして、ランナー友達の一人がサブスリー達成しているほどでこの舞台に立ったものの、体調を崩しながらの出走となって、ハーフ地点までは頑張っていたけど、この39キロ地点で見えたときはもうふらふらで、目の前に来たときはヨロヨロと蛇行していた。。。
 
声を掛けるのも辛いくらいで、精一杯声を掛けたら、もうすでに涙をぽろぽろ流していて、それでも前だけを見て、足を前に必死に進めて走り抜けて行った。
こちらも、もろに泣いてしまった。。。
 
あの時の感情は忘れない。
 
沿道の通りすがりでたまたま来て、道路を通れずにイライラしている人にとっては、この人たちなんでこんなに必死になって走っているんや?って思うかもしれないけど、、、
 
「何のために走ってるん?」
なんて、このランナーたちに聞くのは愚問だ。
それぞれが、それぞれの中で必死に葛藤し、何で走るのかとずっと戦って、この舞台に立って、それを見つけるために必死に走っているのだと思います。
 
そして、結局、人は人のために走るとか簡単に言うけど、そう単純なものでもなく、
人のためにただ走るんじゃなくて、自分のために走るのが強い人ほど走りは強い。
 
でも、言い換えれば、人のために何かを課して、それを強く意識して自分のエネルギーにするのは、結局は最後は自分自身なんだから。
 
そんな走る素晴らしさ、走る意味、マラソンという競技の過酷さと真剣さと美しさを生で肌で感じました。
 
 
走るって生きることなんだ。
 
人は何で生きているのか?
それは何で生きているのかを考え続けるために、人はこの世に生まれ、生き続けている。
 
 
走るとはそれと同じなのではないだろうか?
 
 
そんなことを感じた今年の大阪国際女子マラソンでした。
 
 
 

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