ラグビーの組織プレーから学べる組織での在り方
2019年11月01日いよいよ明日はラグビーワールドカップの決勝がイングランドと南アフリカの戦いで行われます。
今まで日本でも社会人や高校ラグビー、花園など盛んに行なわれてきましたが、今回日本でワールドカップをやるにあたって初めて見たという人も多いかと思います。
ラグビーは激しいスポーツで、一見ルールが複雑でポジションも多くて分かりにくい球技ですが、それが分かれば非常に面白い競技だと思います。
◎ボールが先頭
まず他の球技と違って特徴的なのが、「ボールが先頭」と言うルールです。
どちらのチームにおいても、ボールより前でプレーしてはいけないのです。
ボールより前でプレーしてはいけないのに、ボールを前に運ばないといけない。
このゴールへ向かうプロセスが、ラグビーの一番面白いところだと思います。
◎適材適所のポジション
※参照 船橋市西図書館
ラグビー選手は身体が大きくてパワフルと言うイメージですが、それだけではありません。
もちろん、フォワードと言われるスクラムを組む、フッカー、ロックなどは身体が大きく体重が重い選手が多いです。
しかし、その一番後ろにナンバーエイトと呼ばれる頭もよく動けるフォワードの司令塔もいます。
そして、ボールを最初に取ってパスをするスクラムハーフのポジションは決して大きい選手とは限らず、機敏でパスが上手い選手が多いです。
その後ろにスタンドオフと言う司令塔、そして、後ろには全体を見て守る最後のかなめのフルバックに、横に展開する時のセンター、ウイングへと足が速いスピードのある選手がいます。
ラグビーは身体が大きくて強ければいいだけではなく、小柄でも素早い選手や、キックが上手い選手に、全体をコントロールする選手、スピードがある選手など様々な能力があるプレイヤーがいます。
それぞれに特徴的な能力を持った選手が適したポジションについて、組織としてボールを動かしていくことで前へ向かいます。
◎会社の組織としても学ぶところがある
これはもちろんラグビーだけでなく、他のチームスポーツでも、そして会社の組織などでも非常に重要なところです。
それぞれ個人にも特異な能力、不得意な部分があると思います。
それを把握して適切なポジション、役割を担うことで組織として力を発揮することができます。
自分のできる能力を向上させることはもちろんなのですが、分野の違うできないところは人に任せる。
自分ができるところまでは最大限の努力で前へ進み、行き詰まったらすぐに他の人が見える位置からフォローに入りパスを渡してまた前へ進む!
組織においても、ボールが常に全員から見える先頭にあって把握できて、みんなでパスを回しながら前へ進むことが大切だと思います。
今話題になっているラグビーからも、学べるところがとても多いと感じました。
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