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鉄平塾~トレイルランニング走り方教室と健康法の学びブログ

〜運動と健康の理論的な研究~

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すずめの戸締まり隠されたメッセージ性のネタバレを考察

2023年03月08日
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※2023年3月8日投稿
※2024年4月更新
 
遅ればせながら、今の現実世界を表現していると言う話題の新海誠監督の映画『すずめ戸締まり』を映画館で鑑賞してきました!
 
(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
 
世の中には色んな解釈があるとは思うのですが、鉄平塾なりの論理的な考察と映画の伝えたいメッセージ性を書きたいと思います☆
僕がやっているトレランやマラソンの走ると言う要素が随所にあって見応えもあり♪
 

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◎新海誠監督と最新のCGアニメーションにおける映像美とテーマ

まず、最初の世界観から、水と空の青、月と星と太陽の白、そして現実における草と木の緑、がキレイ☆
 
そして、この映画の世界観は『戸締まり』、扉、パラレルワールド、夢と現実の世界、過去と現在。2次元のアニメだけど、世界観は4次元を超えた5次元。
つまり、色んな時空や感情が交わる世界。
ハウルの動く城とも似てる。
 
 
明らかに監督が伝えたいのは、「地震で世界や感情、生き方が変わる」
これは3.11東日本大震災の影響を受けて世間に伝えたかったことのメッセージだと感じます。
 
 
主人公の鈴芽(すずめ)が、パラレルワールドとの扉の「戸締まり」を忘れたことで、向こうの世界から邪悪なもの(災い)が湧き出る。。
 
このストーリーのカギとなるのがミミズ、要(かなめ)石(猫に化けてダイジン)
でも、後で草太がダイジンに魔法を掛けられ椅子になる(実は要石となっている)
※この設定はジブリや他のアニメにもありがち
 
 

◎災いの元と生死の戦い

世界には天気の変化や地震を起こす原因があり、それを守る神的な存在と人がいるかもしれない。
そして、それを人工的に起こそうとしている人も、守る人もいて、その戦いが常に各地である。僕はこの映画を通じてさらに感じた。
これは前作の天気の子でもあった。
天候の変化や地震の発生は今の科学では人工的に起こせる。
 
 
地震を起こすナマズ的な存在のミミズの邪悪な黒い入道雲的なうねり。。。
猫が喋り、人が椅子に変わるとこは現実離れして完全にSFだが、現実世界とそう違いは無いリアルな世界観で描かれる☆
 
舞台は、最初は宮崎日南(外浦(戸の裏)?)で第1の扉とミミズが現れて、このとんでもない連続の世界が始まる。
 
続いて、ダイジンが逃げて追い掛け、フェリーで四国愛媛の八幡港から大須へ舞台は移る。東へ東へ。舞台はとある関連のある地域へ移っていきます。
 
そこから次はダイジンが明石海峡大橋を渡り神戸へ。
 
九宮筋商店街(実際は二宮商店街?)、神戸ゆめの国(実際はフルーツフラワーパーク神戸おとぎの国?)
※摩耶山の掬星台には最近できた扉のモニュメントがある
 
会話は宮崎弁と神戸弁で行われ、田舎感もあってなじみやすい自然な雰囲気♪
次は新神戸駅(駅前の景色や建造物がそっくり再現)から東京へ。
途中で分かったことが、要石は2つあるということ。
もう一つは東京!(御茶ノ水、神田川沿いの聖橋)
過去に江戸ではとてつもなく被害が出た巨大な関東大震災が起きた場所。
その中心部のどこかにあると言う。
 
これまで地域の過疎地にある廃墟に置かれた「後ろ戸」から地震発生しいる。
地震の起きる前に、鳥が大量に飛ぶ自身の予兆、そして地震発生アラーム。。。怖い…
ミミズとの戦いの音楽は鬼滅の刃の鬼との戦いみたいで臨場感と緊迫感が恐ろしい。
 

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◎東日本大震災で起きた心情と隠し要素から人生の変化

今回の映画で伝えたかった本筋に移行する。
 
最後は東北宮城の気仙沼か、仙台市の宮戸?
 
 
これまでの登場人物や地域、神話、地震発生に関連ある地名から考えると、
 
岩戸、鵜戸神宮、天岩戸神、神戸、江戸、門戸、瀬戸、戸の裏(新潟)八戸、松戸、水戸、室戸、戸塚、戸の付くところ地名にはに扉がある、神との繋がりの神話。
 
すずめは、3.11の東日本大震災の日に、母親が亡くなり廃墟となった家の扉が後ろ戸で、パラレルワールドの常世へ
 
すずめの名字は岩戸(名前は鈴芽(芽を鳴らす)
現実の世界は今の現代社会で、InstagramとTwitterで情報が発信、拡散される社会。それを誰もが見れる。
そして、GPSや電子マネー利用で使用場所把握できたりもする。それで実際、おばは神戸まで来た。
 
 
扉を閉じる時に願い念じるのは、「そこで暮らしてきた人たちの何気ない幸せな日々を大切にする」
扉の向こうのパラレルワールド(とこ世)は、昔の思い出。
昔の懐かしい場所が寂れて廃墟になった場所が多い。
 
 
「人が生きるか死ぬかは時の運」
「死は常にそばにある」
生きる後ろ盾は昔の思い出、記憶。それを信念に生きている。
大切な思い出の扉は閉じてはならない。でも、、、
家族親戚の繋がり。人の市や災害が起きると、とても複雑な感情になる。
子どもにとって母の死は残酷だ。死を受け入れられないことは辛い。その後の親戚の繫がりも。
 
 
一番泣けるポイントは、叔母の環(たまき)との繋がりや気持ち、本音。ここは本当に辛い。RADWINPSの『TAMAKI』の曲が胸に響く。
猫のダイジンは、大神でもあり、すずめの子どもの頃の描写でもあり、環と心を繋ぐための役割でもあったのかもしれない。
 
 
そして、複線回収的なシーンが最後に。
最初から何度も出てくる、すずめの常世(パラレルワールド)の草原のシーンで現れる女の人は、本当は母親ではなく未来の高校生のすずめだったのだ☆
さらに、そこに草太もいたので、高校生の地元での草太を見た時に「どこかで会ったことある」と思ったのだ。
母親の形見の椅子も常世を通じて未来のすずめから子どものすずめに渡ったのである。
 
でも、本当は立ち直り前に進むためには、未来を見て過去に見切りを付けて「戸締まり」しなければならない時がある。
「心の扉」「心の鍵」がキーポイント
 
「行ってきます。」、「お帰り。」
家の扉が家族を繋ぐ扉。
(C)2022「すずめの戸締まり」製作委員会
 
この映画は凄い色んな世の中が関わっているんだなと感じました。映画のアニメの中でもハッキリとメーカーのロゴが移るシーンも。
トヨタ、クボタ、マクド、キリン、カルビー、ローソン。現実にある企業の宣伝も加わっているんだろう。
音楽もルージュの伝言など、懐メロも流れ、新海誠監督はジブリの魔女の宅急便や宮崎駿監督にも影響を受けているらしい。
 
アニメーション作成には本当にいろんな人が関わり、韓国人やアメリカ人の名前も多くグローバルだなと感じた。
そして、色んな地域の描写がリアルで、風景がとても綺麗で、まさにそこに行ってみたいと言う映画巡礼俳諧をも目的としているかもしれない。
 
東北の丘からの復興していく景色をキレイと思うか、それは行ってみないと分からない。
僕は阪神淡路大震災の被災者だが、神戸の街が今回出てきて、街が都会化していく様に綺麗だとは感じていない。。。

阪神淡路大震災の中で生きた真実①(被災者が語り継ぐ体験記ブログ)

 
そこには絶対に忘れてはいけない心の記憶があるからだ。
人生は過去の禍や、その後の立ち直りを経て、常に生死がそばにあると感じて未来を生き続けなければならないのかもしれない。
 
 
 

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